医療薬学会~いつ入る?いまでしょ~
おはようございます。
皆さんは医療薬学会には入っていますか?
もうすでに入会している人も、まだ入会していない人にも参考になれば幸いです。
なお、結果的には入会をお勧めしますが、私の懐には1円も入りませんのでご安心ください(笑い)。
医療薬学会とは
医療薬学会は薬剤師、特に臨床にかかわる薬剤師の多くが会員になっています。
詳しくはHPをご覧ください。
入会のメリットについて学会では以下のように紹介しています。
1.本学会の年会に正会員価格で参加でき、最新情報を入手するとともに研究成果を発表することが出来ます。
2.「医療薬学」誌が年12回送付され、最新の学術情報が入手出来るとともに、いつでも同誌へ投稿できます。
3.会員歴を5年以上継続し、その他の要件を満たすことで、本学会の各専門薬剤師の認定資格が得られます。
ここまで書いてくれる学会も珍しいと思います(笑)
まず、入会費ですが、
正会員:9,500円、学生会員:2,000円
です。
年間1万円は割とふつうの金額ですね。
学生のうちから学生会員になれますが、1つ注意点です。
「学会入会期間が半分になります」
ここはとても大切です。
特に社会人で大学院に行っている先生は
「安いにこっちにしよう」とはしないほうが良いです。理由は後述します。
メリットの1,2は私としては「ふーん」くらいですね(笑)
私の施設では発表すれば学会参加費は出してくれますし、
論文投稿も英文誌派なのであまりメリットはないです。
3つ目の専門、指導が魅力的です。
医療薬学会の専門、指導薬剤師
医療薬学会の運営する専門、指導薬剤師は以下の通りです。
・医療薬学専門、指導薬剤師
・がん専門、指導薬剤師
・薬物療法専門、指導薬剤師
・地域薬学ケア専門薬剤師
・地域薬学ケア専門薬剤師(がん)
です。
病院薬剤師として働き、出世していくことを考えているのであれば、
指導薬剤師を目指したいところです。
以前、ブログでも紹介しましたが、医療薬学会の指導薬剤師になると
研修施設になることができます。
「薬局長に俺はなる」
と考える人は是非狙う価値があると思います。
私の考える薬局長に必要なものは学位、指導薬剤師、偉い人への忠誠心です。
早くに入会する理由
さて、今回のテーマである、早くに入会することを勧める理由についてお話します。
多くの認定、専門薬剤師では「薬剤師歴○○年以上(多くは5年以上)」が必要です。
薬剤師になってすぐにはなれません。
しかし、医療薬学会は少し違います。
「引き続き5年以上継続して本学会会員であること。」
が含まれています。
つまり、5年間、常に、学会に入っている必要があるわけです、
「専門薬剤師を取るぞー」となってから入会すると5年かかるわけです。
これでは時間がもったいないです。
なので、将来的に専門、指導を目指し、勤務施設が研修施設であれば是非入会して、学会にも参加してサクッと取ってしまうのが良いと思います。
学会に参加すると日病薬の研修シールも集まります。
ベースの認定におすすめです。
以前紹介してますので、詳しくはこちらをご覧ください。
ここで、前半でお話しました、
社会人大学院生の先生での学生会員は入会年月が半分になるのでお勧めできません。
しかし、学会参加費は違います。
学生であろうが正会員であろうが、参加証に差はありません。
「正会員」で入会し「学生会員」で参加がコスパ最高です。
まとめ
今回はここまでです。
専門、認定の取り方もいずれ紹介できればと思いますが、
私が持っていない専門薬剤師の取り方を紹介するのも変だと思いますし、
考えた作戦が正しいか、効率的かを検証してからにしようと思います。
今回のテーマを選んだ理由なのですが、
以前、ツイッターで言ったこれです。
病院薬剤師になった先生方、
— RYO@病院薬剤師💊6年制第一期生‼️ (@ryobyouyaku) 2022年4月3日
自分の施設がどんな認定、専門の研修施設になってるかは確認しておこう🤔‼️
先日、専門とってと言われて準備後に研修施設でなかったことを見つけてしまった私だから言います😭。
そして、この事実はまだ私しか知りません😭…#薬剤師 #認定 #専門 #研修施設
医療薬学会に入会したのが遅くて、医療薬学認定(以前の)薬剤師になるタイミングを完全に逸してしまったのが理由です。
そして、5年会員になって、いざと思ったらこれですよ。
完全に時間を失いました。
薬局長に指導薬剤師を取ってもらってからになりますので、だいぶ先です。
自分のようにならないように、
1:興味のある認定、専門は条件を調べる
2:必要なものは集めておく
3:すでに取得している人に話を聞く
を行ってしっかし準備していきましょう。
私の二の舞にならないように、しっかりと準備していってください。
以上、私の失敗談でした。
それではまた
RYO